1970年代後半から80年代初頭におけるオフィス情報処理環境の形成過程 : インタラクション・デザインの概念と展開に関する考察(1)
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概要
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コンピュータ機器分野における1980年代は、今日のオフィス情報処理環境形成の上で、数々の革新的開発と実用化がなされた。同時に、それらはコンピュータ機器・システムのデザイン開発にも大きな影響を与え、それ以降のデザイン方法論の基本を形成した時代であったと言っても過言ではない。本研究では、まず、70年代後半から80年代初頭にかけてのコンピュータの設置環境と使われ方、およびそこでの機器・システムの機能とデザインの変革についてエンドユーザーコンピューティングの視点から考察を行った。次に、筆者らが81年度の企業内デザイン研究として実施した、80年代後半から90年代前半をターゲットとする新たなオフィス情報処理環境と、そこでの機器のあリ方に関する概念モデルの構築について考察した。これらにより、1980年代初頭においてオフィス情報処理環境と機器・システムのデザイン開発における、新たな方法論としてのインタラクション・デザインの概念が形成されたことを示した。
- 日本デザイン学会の論文
- 2003-01-31
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