横浜・川崎港におけるネズミおよびノミの調査研究 : 2 船内ネズミの調査
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概要
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外航貨物船, 278隻の青酸ガスくん蒸を行ない, 1隻当り10.8頭のネズミを駆除した.発見したネズミの種類は, M. musculus 76.0%, R. rattus 23.3%, R. norvegicus 0.5%の2属3種であつた.船内ネズミ類の分布は船倉が81.2%で最も多く, ついで居住区域の17.4%であつた.近年M. musculusの船舶侵襲が活発であり, ネズミの侵襲を受けている船舶のうち46%はこの種によるものであつた.1隻当りの平均ネズミ数よりネズミ侵襲の程度を比較すると, 侵襲の著るしい順位は航路別では東南アジア, 台湾, 豪州, 印パの順で, 船籍別ではノルウエー, インドネシア, パナマ, 日本の順であつた.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1967-12-31
著者
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