高血圧性脳内出血における内視鏡下血腫吸引術急性期手術のポイント : 止血の重要性について
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概要
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高血圧性脳内出血に対する急性期手術は, 発症早期であるほど効果が高く, 多くの血腫を吸引除去し確実な止血を行うことがポイントである.そこで発症3時間以内の超急性期手術に適した手術である透過性外筒を用いた内視鏡下血腫吸引術を, 止血方法を中心に概説する.本手術は, (1)穿頭手術, (2)血腫腔内での広い視野の確保が可能, (3)血腫内または脳室内に透過性外筒を挿入した後はフリーハンドで手術を行うことにより三次元的な手術操作が可能, (4)電気凝固による確実な止血操作が可能, (5)全身麻酔導入や手術機器の準備に要する時間が短時間などの特徴を持つ.85例の脳内出血・脳室内出血に本手術を行い, 85例中24例では, 発症後3時間以内に手術施行した.その結果, 血腫吸引率は平均で96%であり, 明らかな術後出血はなかった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2005-06-20
著者
-
武田 純一
Ntt東日本関東病院脳神経外科
-
西原 哲浩
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
赤羽 敦也
Ntt東日本関東病院脳神経外科
-
赤羽 敦也
Ntt東日本関東病院ガンマナイフセンター
-
永田 和哉
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
田中 将太
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
鈴木 康隆
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
泉 雅文
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
望月 由武人
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
落合 慈之
NTT東日本関東病院脳神経外科
-
西原 哲浩
Ntt東日本関東病院 脳神経外科
-
永田 和哉
Ntt東日本関東病院脳卒中センター
-
落合 慈之
Ntt東日本 関東病院
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