Marfan症候群に同時発症したクモ膜下出血と急性大動脈解離の1例
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概要
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症例はMarfan症候群と診断されていた51歳の女性.突然のめまい,背部痛,左下肢のしぴれを主訴に当院救急搬送された,頭部CTでは両側前頭,頭頂部に比較的限局したクモ膜下出血を認め.胸腹部造影CTではStanford B型の大動脈解離を認めた.クモ頷下出血の原因は精査するも同定できなかった.患者は保存的加療にて再出血等の合併症はなく,経過良好である, 本症例はMarfan症候群にクモ膜下出血,急性大動脈解離が同時発症したと考えられる,これまで急性大動脈解離にクモ膜下出血を合併した報告はなく,非常に稀な症例と考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2003-06-20
著者
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當山 真人
沖縄協同病院 内科
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奥田 武司
沖縄協同病院 脳神経外科
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沖山 光則
沖縄協同病院心血管センター外科
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當山 真人
沖縄協同病院心臓外科
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伊泊 広二
沖縄協同病院脳神経外科
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新垣 安男
沖縄協同病院脳神経外科
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沖山 光則
沖縄協同病院
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