椎骨動脈起始部狭窄に対するステント留置術
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概要
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椎骨動脈動脈硬化性閉塞性病変に対してPTAが施行されているが, 急性期合併症の報告もみられる.血管内ステントの応用によって, より効果的な治療を行うことができる可能性がある.われわれは, 症候性椎骨動脈起始部狭窄症15例に対しステント留置術を施行し, 初期成績を検討した.ステント留置術前後の平均狭窄率は血管撮影上81%から4%に改善した.合併症として2例に一過性神経症状の出現をみた.3カ月以降の血管撮影で3例に再狭窄を認めたが, ステント内PTAを行い良好な拡張を得た.今回の成績より椎骨動脈起始部狭窄病変に対するステント留置術は有用と考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2000-05-20
著者
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塚原 徹也
国立京都病院
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川上 理
済生会泉尾病院脳神経外科
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川上 理
国立京都病院 脳神経外科 臨床研究部
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波多野 武人
国立京都病院脳神経外科臨床研究部
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塚原 徹也
独立行政法人国立病院機構 京都医療センター 脳神経外科 臨床研究センター
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波多野 武人
独立行政法人国立病院機構 京都医療センター 脳神経外科 臨床研究センター
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荒木 加寿美
国立京都病院脳神経外科
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後藤 和生
国立京都病院脳神経外科
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後藤 和生
国立京都病院脳神経外科:国立京都病院臨床研究部
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荒木 加寿美
国立京都病院脳神経外科:国立京都病院臨床研究部
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