Interlocking detachable coilにて塞栓した破裂脳動脈瘤の研磨薄切切片による組織学的検討
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概要
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脳動脈瘤の塞栓術治療の後に死亡し, 剖検を行った2例を経験したので, その組織学的所見を検討した.摘出した脳動脈瘤をポリエステル樹脂に包埋し, ダイヤモンドカッターで切断後, 研磨し, コイルとともに薄切切片を作成し観察した.脳動脈瘤内のコイルとコイルの間には比較的大きな隙間がみられた.塞栓術後2週間ではコイルの周囲に層状の結合組織が形成され, その内部には多数の好中球やリンパ球の浸潤がみられた.血栓内にも散在性に好中球やリンパ球を浸潤を認めた, これらの所見は動脈瘤内部の器質化の過程と思われた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1998-11-20
著者
-
渋川 正顕
島根県立中央病院 脳神経外科
-
武智 昭彦
島根県立中央病院脳神経外科
-
[いな]川 哲二
島根県立中央病院脳神経外科
-
徳田 佳生
島根県立中央病院脳神経外科
-
井口 太
島根県立中央病院脳神経外科
-
矢原 快太
島根県立中央病院脳神経外科
-
武智 昭彦
愛媛県立中央病院脳神経外科
-
武智 昭彦
島根県立中央病院
-
徳田 佳生
島根県立中央病院
-
井口 太
島根県立中央病院 脳神経外科
-
矢原 快太
島根県立中央病院 脳神経外科
-
〓川 哲二
島根県立中央病院脳神経外科
-
いな川 哲二
島根県立中央病院
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