海綿静脈洞炎に続発した内頸動脈海綿静脈洞部細菌性動脈瘤の1例
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概要
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海綿静脈洞炎に引き続き,内頸動脈海綿静脈洞部に細菌性動脈瘤が生じた1例を報告した.過去の26例の報告例について文献的考察を加えたところ,1)15歳以下の小児および男性に多い(48.1%),2)顔面周囲の感染巣が先行することが多い(57.7%),3)髄膜炎の合併が多い(70.4%),4)経過をおって拡大する例が多い(55%),5)生命予後は良好である(96.3%)などの特徴を有していた.文献的考察およびわれわれの経験より,動脈瘤拡大例に対してはinternal carotid artery ligationあるいはtrappingなどの手術的治療を要すと考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1995-07-20
著者
-
比嘉 靖
琉球大学医学部脳神経外科
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高良 英一
沖縄赤十字病院脳神経外科
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笠井 直人
沖縄赤十字病院 病院脳神経外科
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笠井 直人
沖縄赤十字病院脳神経外科
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笠井 直人
沖縄赤十字病院 小児科
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久田 均
沖縄赤十字病院脳神経外科
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比嘉 靖
沖縄赤十字病院脳神経外科
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高良 英一
沖縄赤十字病院
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