Spetzler純チタン性クリップによる脳動脈瘤手術 : クリップの術後画像への影響と有用性について
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概要
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チタン純度が99.6%のSpetzler純チタン性クリップの有用性について, クリップの操作性と術後画像に与える影響の観点から検討した.Spetzler純チタン性クリップの取り扱いは, 従来の杉田クリップと同様にきわめて容易であり, クリッピングの操作で困難を生じることはまったくなかった.また, 純チタン性クリップのMRI画像への影響は少なく, MRIの磁場強度が1.5テスラでもアーチファクトは微々たるものであった.しかしながら術後のMRA画像では, 純チタン性クリップを用いても周囲親動脈に小欠損が認められ, クリッピングの評価をMRAで行うことは適切でないと思われた.純チタン性クリップは, 操作性, 画像への影響, 安全性の観点から有用である.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2001-12-20
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