日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査の現況 : 中間報告I
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概要
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UCAS Japan(日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査)は2001年1月1日より正式のオンライン登録が開始された.本調査は日本脳神経外科学会の事業として推進されており,本邦における未破裂脳動脈瘤の自然歴の把握,治療に関するリスクの検証,データバンクの構築を目的にしている.参加施設に,2001年1月1日以降発見された治療例・経過観察例すべての未破裂脳動脈瘤の登録,3カ月,12カ月,36カ月における経過観察を依頼している.開始8カ月の段階で参加施設は350施設,登録症例数は1,378例,動脈瘤数は1,671個である.3カ月経過報告は673例で報告されている.今後さらに広く施設の参加を募り,正確でしかも悉皆性の高いデータバンクを構築することによりきわめて重要な未破裂脳動脈瘤の治療基準の作成が可能となると考える.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2002-04-20