9) 室内空氣の自然對流に關する模型實驗 (第1報)
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概要
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現今、廣く一般的に採用されてゐる蒸氣及び温水用の "radiator" による煖房方法の傳熱は、殆んど自然對流を主とするものが多い故、室内温度效果は室内氣流の循環情況に著しく支配される。冷房に於ても、冷却コイルを室内に露出するものなども同様の關係にある。故に本研究はこの方面に關し建築衛生學的研究の重要性を指摘し、その室内對流情況の模型實驗による顴測より、「建築室内形状と對流に基く室内氣流との關係」を考究せんとするものである。本篇に於ては、主として對流情況を直接にそのまゝに可視せんとする「シュリーレン装置」に就て、二三の考察を加へ、且つ模型實驗の實際的妥當性を考慮して「相似則」の吟味をなす。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1935-04-29
著者
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