スマトラ産ハイノキ属の一新種
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概要
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堀田満博士等による西スマトラ州のハイノキ科の標本を整理している際に新種を認めたので、Symplocos hottae NAGAMASUと命名し発表する。本種は、花盤に毛がなく五つの腺体を有すること、花柱の基部に毛のあること、萼筒および萼片に密に毛のあること、苞が早落することから、マライ半島以南の湿潤熱帯地域に分布するS. rubiginosa WALL. ex DC.やS. robinsonii RIDLEYに近縁な種と考えられる。しかし、これらの種が長い穂状花序をもつのに対し、本種は短くつまった団塊状の穂状花序をもつ点で異なっている。
- 日本植物分類学会の論文
- 1986-12-25
著者
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