日本のバイアウト活動における退出ルートの方向性
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概要
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近年、日本においてMBO(management buy-outs)やMBI(management buy-ins)と呼ばれる企業買収が注目されている。日本のバイアウト(buy-outs)では、バイアウト・ファンド(buy-out fund)の持株比率が極端に高く、投資資金の回収を意味する退出ルート(exit routes)の選択が重要な課題となっている。本報告では、日本のバイアウトにおける退出ルートの方向性について考察する。バイアウトからの退出ルートには、株式公開(IPO, initial public offering)、M&A(mergers & acquisitions)による株式売却、第二次バイアウト(secondary buy-outs)、株式の買戻し(share repurchase, share buyback)、清算(liquidation)などが含まれるが、バイアウト後の業績、株式市場の流動性、経営陣の意向などを考慮に入れた適切な選択が望まれる。
- 2003-10-24
著者
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