ソフトウェア企業の持続的競争優位についての考察 : CSC社の事例を中心に
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概要
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米国情報サービス企業、とりわけソフトウェア企業はパッケージ・ソフトウェア企業ならびに受注開発型ソフトウェア企業に関わらず、高い競争力を有している。受注開発型ソフトウェア企業はその交換対象が「機能の授受」であるため、顧客の価値をいかに高めることができるかという点が非常に厳しく問われる。この点で米国大手ソフトウェア企業が高い専門能力と技術力といった情報的経営資源をベースに様々な商品並びにサービスを顧客に提供し支持を集めている。知識や情報を取り扱うこれら企業は情報的経営資源の活用が競争優位の獲得に直結している。この点について、米国の最大手システム・インテグレーターであるCSC社が顧客にとって価値のあるサービスを提供するために、自社に蓄積された情報的経営資源をいかに蓄積し、また活用しているか、また外部の経営資源買収や提携によって取り込み、トータルサービスを提供している事例を検討し、競争優位の獲得について、3つの論点を導出している。
- 日本経営教育学会の論文
- 2000-10-28
著者
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