知識管理と学習する組織 : ITは如何に貢献可能か
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概要
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組織は、知識経済下で生き残るために、知識管理や学習する組織への転換が急務といわれている。その実践にITが役立たないかを検討する場合、ITの技術面よりもITを活用する人間(意思決定者)に注目することが重要である。人間は意思決定のための情報を獲得するためにITを活用するが、フロー財的な性質を持つ情報は、知識とデータというストック財を駆使して創造される。個々の意思決定者の頭の中で行われる情報の生成と利用を組織が管理することは不可能である。故に、企業は意思決定者の情報生成に関与する知識に影響を与えることができるのみである。その意味で、知識管理や学習する組織の実践が、今日の企業にとって重要なのである。ITは、形式知という蓄積、共有可能なタイプの知識の管理には有効であり、データベース管理にも有効である。ITベースの知識管理には、社員の情報リテラシーを高める必要があり、その大学や企業でのその教育法の研究が急務とされる。
- 日本マネジメント学会の論文
- 2001-10-05
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