ナイジェリアのトポシークエンス土壌におけるイネの生育と収量
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概要
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ナイジェリアのV字型渓谷のトポシークエンスにおいて畑, 上部ハイドロモルフィック(UH), 下部ハイドロモルフィック(LH), および水田の各生態系を設定し, そこにイネを栽培し生育, 収量および養分吸収を解析した.UHとLHにおける生育と収量は畑と水田の中間であった.地下水位の高いLHにおけるイネの生育と収量は相対的に地下水位の低いUHにおけるものより劣った.この結果から, トポシークエンスにおけるイネの生育と収量は水条件だけてなく土壌の養分バランスによっても制御されていることが示唆された.LH土壌にカリウムを施肥したところ, イネの生育と収量は増大した.
- 日本熱帯農業学会の論文
- 1992-06-01