11-5 市販ビジコンカメラを用いるビテオフォトメトリ(その2)
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概要
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ビジコンカメラを用いて太陽表面や宇宙空間の種々の現象を観測研究する場合フォトメトリが重要な問題の一つとなる。市販ビジコンカメラを用いるビデオフォトメトリは温度等の条件を十分に満足させてやれば可能であって新しい観測研究の手段として利用性が期待できることを第2回テレビジョン学会全国大会にて報告した。前報告では被写体は白紙の上に種々の黒みの紙で縦縞に張ったものを使用し、それをビジコンカメラで撮像し種々の黒みをシンクロスコープ上に表わし電圧値として読んだものであるが、それは走査線全体の平均値であって一本の走査線について読んだものではなかった。今回の報告では一本の走査線のみを取りだしphotometryにおける実験を行なったのでその概要を報告する。遅延回路等により画面上の任意の走査線をシンクロスコープ上に画かせることができるので画面上のすべての場所の明るさが電圧値として読み取ることができるので研究観測等の多くの利用価値がでてくるものと思われる。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1968-10-05
著者
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