2値画像の高能率算術符号化方式
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概要
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本論文では, 2値画像に適する高能率算術符号化方式を提案する.ここでは, 算術符号を効率良く構成するのに適する画像を生成して, 符号化するという観点から新しい算術符号化方式を提案する.提案方式では, 2値量子化器が算術符号化器に組込まれた構成をとる.画像品質の劣化を抑え符号化効率を改善するために, 2値量子化器には画像の幾何学的あるいは統計的な事前知識に基づいた制約条件を課している.本論文では, 提案符号化方式のモデル, アルゴリズム, モデルの特性について説明した後, 文字, 図形, 疑似階調画像を含む2値画像を用いたシミュレーション実験結果を示す.提案方式は, わずかな歪みを含む準可逆符号ではあるが, シミュレーションの結果, 従来方式と比較して6.6%〜27.6%符号量を削減できることが明らかとなった.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1995-01-20
著者
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浅田 修
Research Laboratory Oki Data Corporation
-
松代 信人
株式会社沖デ一タ第一研究所
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松代 信人
Research Laboratory, Oki Data Corporation
-
Matsushiro Nobuhito
Research Laboratory Oki Data Corporation
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