最適画素配置モデルに基づく擬似階調画像生成とその符号化方式
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概要
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本論文では, 高品質擬似階調画像の高能率伝送/蓄積を目的として, 画像生成と符号化の両面から検討を行った.提案方式では, 高品質擬似階調調画像生成とその高能率符号化に適する, m×m階調のM×M(m<M)の閾値行列を画像生成の基本構造とした.この閾値行列を, 高品質画像生成の立場から最適化した.最適化の基準には我々が提案している擬似階調画像の最適画素配置モデルを用い, Mを大きくすることで最適化の自由度を大きくし, このモデルを規範とする最適性を高めた.また, 高熊率擬似階調画像符号化の立場から, この閾値行列構造を事前の知識として利用することで符号化の高能率化を図った.符号の構成には算術符号を用い, 符号化の確率モデルとして閾値配列構造を事前の知識として利用する確率モデルを構築した.シミュレーションの結果, 提案方式により高品質擬似階調画像を効率的に無歪圧縮し得ることが確認された.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1994-04-20
著者
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浅田 修
Research Laboratory Oki Data Corporation
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松代 信人
沖電気工業株式会社 総合システム研究所
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松代 信人
株式会社沖デ一タ第一研究所
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浅田 修
沖電気工業株式会社マルチメディア研究所
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Matsushiro Nobuhito
Research Laboratory Oki Data Corporation
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