即時ホログラフィック3Dプリント技術
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概要
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水平方向に視差をもつホログラフィックステレオグラムを3分以下で印画出力できるデスクトップ高速ホログラムプリンターを開発した。このプリンターは、暗室や防振台といった特殊設備環境や専門技術を必要とせず、誰でもどこででも高画質立体像を出力できることを特徴とする。ボリューム型ワンステップホログラフィックステレオグラムの露光光学系の他、リアルタイム視点変換処理回路を備え、デュポンのフォトポリマーホログラム用感光材料HRF700x071-20に記録した場合、数百枚のVGA視差画像から6cmx8cmサイズを3分で印画することが可能である。この技術は、実在しないものや認識しにくいものの可視化(CAD、visualization、medical imaging等)やcomputer graphics art等の幅広い応用の可能性が期待できる他、3次元画像入力装置と組み合わせて実在するものをハイリアリティ表示することも可能である。その一例として、7.5秒で水平視差画像を撮像する新開発撮像装置と組み合わせたポートレイトプリントシステムも開発した。本稿では、これらの実用的プリントを可能にした要素技術の紹介、画質評価方法の提案などを記す。
- 1998-08-28
著者
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