能動的な運動や動作と対応した情報提示のもたらす知覚効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
通常, 我々が利用しているディスプレイなどの情報提示機器は年々高解像度化, 高精細化してきているが, その表示画面の大きさが有限であることには変わりがなく, 表示画面を超える大きさの情報の効果的提示法が切望されている.そのような場合において従来はスクロールによる情報提示が行われてきたが, これは装置から人間への一方向性のみを考慮した方法であり, 必ずしも最良であるとはいえない.筆者らは, 人間の能動的動作を考慮した提示方法の知覚特性を従来のスクロール法と実験的に比較した.その結果能動的動作を考慮した方法が従来法に比べ優れていることが明らかになった.これは能動的動作と感覚系との相互作用を有効に利用することにより, さらに効果的な提示法が実現可能であることを示唆するものである.
- 2000-10-27
著者
関連論文
- 両眼立体視による3D映像表示に関わる視覚特性 (特集 これからどう展開する? 立体映像)
- 円錐パタンにおける球面補間と立体的明るさ錯視について(発表要旨,日本基礎心理学会第21回大会)
- 立体の透明感知覚に及ぼす非対応領域の影響について(視聴覚技術および一般)
- 弾性ヒモと張力検出器による空間位置入力・指示システム
- 単眼性奥行き手がかりによる大きさ及び距離知覚に関する研究 (電気通信大学 IS(大学院情報システム学研究科)シンポジウム 第15回「Sensing and Perception」)
- 1-205 老視用焦点調節補助眼鏡システムのキャリブレーション法
- 老視用自動焦点調節補助眼鏡の可能性
- 老視用焦点調節補助眼鏡の開発に関する研究 (電気通信大学 大学院・IS(情報システム学研究科)シンポジウム 第9回「Sensing and Perception」)
- 焦点調節補助眼鏡の開発に関する研究 (電気通信大学大学院情報システム学研究科(IS)シンポジウム第8回「Sensing and Perception」)
- 自動焦点調節型眼鏡に関する一考察