デジタル放送・最新の動向(【チュートリアル】)
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概要
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BSとは放送衛星、CSとは通信衛星で、これらを利用する放送をそれぞれ、BS放送、CS放送という。放送とは不特定多数が受信し、通信とは受信相手を特定した情報伝達手段である。BS放送とCS放送は、その伝送媒体の呼び名が異なるものの、何れも衛星放送であることに変わりはない。電波の周波数BS:11.7〜12.2GHz CS:12.2〜12.75GHzデジタル放送に関する最近の動向として、郵政大臣は、1999年10月25日、デジタル放送の一層の普及促進を図るため、BSでの新技術をCSでも利用できるよう電気通信技術審議会に諮問した。間もなく答申の予定である。この諮問はBSと同一位置に打ち上げられる予定のCSを想定したもので、答申はBSの技術的諸元がそのままCSでも用いられる見込みである。実現すれば、BSとCSデジタル放送の受信機は完全に一体化する。デジタル放送に関するもうひとつの動向は「地上デジタル音声放送方式の技術的条件」と「地上デジタル音声放送の置局に関する技術的条件」が答申されたことである。これは、諮問74号「デジタル放送方式に係る技術的条件」(1994年6月)の一部答申としてまとめられたものであり(1999年11月)、実質的なデジタル音声放送の標準化といえる。ここでは、答申の内容についてチュートリアルな解説を行う。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2000-03-23
著者
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