拓本画像の背景雑音特徴とそれを除去する一方法
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概要
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筆者箏は拓本画像を対象として、劣化した拓本文字画像の自動修復システムを開発している。本報告では、形状、寸法と配置が不規則な背景雑音が極めて多い画面から文字を抽出するを検討した。先ず、背景雑音の性質を振幅密度関数とパワースペクトル関数と自己相関関鉦で調べ、削除可能性を検討した。次に拓本を2値画像に変換し、各画像要素のチェインコードの輪郭の方向変化を求め、輪郭長あたりの方向変化率で形の複雑な「しみ」状雑音要素を除去し、更に面積当りの方向変化率で形が単純な面積の小さい雑音要素を除去する。最後に例によって手法の有効性を確認した。
- 1989-05-26
著者
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