音響再生装置の自動音量調整を目的とする周囲騒音レベル推定方式の一検討 : コンシューマエレクトロニクス
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概要
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音響再生装置において周囲騒音のマスキングによる再生音の大きさの減少を補償する、いわゆる自動音量調壁を行なう場合、周囲騒音レベルを正確に検出推定することが必要となる。我々は、主にカーステレオを対象とし適応フィルタを使用してマイクロホン集音信号から再生音成分を除去することにより周囲騒音を検出する方式について検討を行った。デジタル信号処理プロセッサ(DSP)を使用したハードウェアによる検討では、適応フィルタをステレオ信号に対応する2チャンネル構成、標本化周波数2.44kHz、フィルタ段数左右各64として,自動車への実装試験を行った。この結果,再生音成分の除去比20dBという性能を得ており、本方式が自動音量調整に適用可能であることを確認した。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1993-06-25
著者
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