抗糸状菌剤に関する研究(III) : 4-チオチアノカルバニリド誘導体の合成ならびに抗菌作用について
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概要
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The influences of introduction of Cl, NO_2,COOH and SCN radicals to 4-thiocyanocarbanilide on the germination inhibitory activity of conidio spore of Cochlibolus miyabeanus, Alternaria kikuchiana and bacteriostatic action against Staphylococcus aureus, Escherichia Coli and Bacterium oryzae were investigated. 4'-NO_2 introducing compounds have the germination inhibitory activity and bacteriostatic action to the gram-negative bacteria, while 4'-SCN introducing compounds decrease the above effects. 4'-Cl introducing compound especially has a strong activity to Staphylococcus aureus. Further, 3,5,3', 4'and 5'-substituted compounds have 1-500 times stronger activity without exception than those substituting in 2,6,2', 6'-position. Both 3,5,4'-trichloro-4-thiocyanocarbanilide and 3,4'-dichloro-4-thiocyanocarbanilide especially exhibit growth inhibitory activity towards Staphylococcus aureus in more than 30 million times dilution.
- 公益社団法人日本薬学会の論文
- 1964-09-30
著者
-
黒田 久寅
神戸女子薬科大学 衛生化学教室
-
今田 和子
神戸女子薬科大学, 衛生化学教室
-
井上 佐枝子
神戸女子薬科大学, 衛生化学教室
-
今田 和子
神戸女子薬科大学 衛生化学教室
-
井上 佐枝子
神戸女子薬科大学 衛生化学教室
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