視差補償多次元DCTを用いた光線空間符号化(プロセッサ, DSP, 画像処理技術及び一般)
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概要
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文化遺産の記録保存や自由視点テレビなどの目的から, マルチカメラで撮影した画像から自由視点の画像をイメージベースで合成する技術が注目されている.この技術では膨大な光線情報を取り扱うことになるため, 効果的に圧縮する技術が必要になる.我々は光線情報はほぼ連続して変化しているデータである点に着目し, この圧縮にハイブリッド符号化を工夫・改造して利用した.検討の結果, 以下のことが分かった.(1)常に決まった軸に対して視差補償フレーム間予測をするのではなく, 軸の解像度に応じて変えることで大幅に圧縮効率を改善できる場合がある(2)軸の解像度がすべて高い場合には, 最高次元のDCTが有効である(3)解像度が低い軸がある場合には, 多次元DCTと視差補償フレーム間予測の組み合わせが有効である(4)視差が理論的に存在しえない軸に対して視差補償フレーム間予測をしても効果が薄いが, それ以外の場合には視差補償フレーム間予測が効果ある
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-13
著者
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