医療訴訟における心身医学領域判例の系統的分類の構築 : medical malpractice crisisを前提とした倫理的側面
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概要
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本研究は, 米国で多く問われているmedical malpractice crisisを前提に踏まえ, 日本での医療訴訟の増加を危惧し, その解決策のポイントをさぐるため「医療訴訟の系統的分類」の構築を目的とした.特に, 近年注目されている心身医学領域を中心に調査した.判例の分析から, 一系類型として医療過誤判例の法的争点に関わる分類と, 二系類型として心身医学領域の事案内容による分類を行った.これをもとに, 判例分類表を作成し, 問題点やポイントがわかるシステムとした.また, 判例の勝訴数や, 分類から導き出される訴訟回避のポイントを提案し, 医療側の倫理的な視点として検討を試みた.
- 日本心身医学会の論文
- 2005-11-01
著者
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