287. コンピュータ制御を伴うリニアックシステムの開発(治療-7 装置・システム開発)

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概要

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当施設において、原体照射装置は20数年の経験と実績を基に開発を進め、理想的な治療装置を稼働させることができた。2年間の使用経験では、4323名/7578件で多段原体のリーフを用いた原体照射は25.6%、多段固定は35.6%で矩型X線は22.0%、電子線は16.8%を治療した。またモニター線量計の月毎の変動は小さくバラツキも1%以内、線束の対称性は、どのエネルギーについても0.7%以内。一方日常の治療の中で、基準設定(正中と両側(寝台より10cm))から照射位置への自動設定の頻度は多く全体の30%実施される。治療寝台の自動設定精度は±1.0mm以内である(図-3)この装置は、担当技師により多段リーフや治療寝台駆動等が容易に正確に調整が出来るようにソフトの開発がなされていることが特徴。簡易シミュレータの設置も含め高精度の治療が達成できた。システムの中での、リニアックとしては最高の装置であろう。
1992-08-01

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