レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用 : 基本的な評価とひずみ速度の影響の検討(平成3年度秋季全国大会論文発表講演討論記録)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Laser speckles can be used to measure surface strains without contact because they deform with a specific relation to the deformation of the surface illuminated by a laser beam. If it can be applied to the measurement of dynamic strains at high temperature as encountered in welding processes, it is hoped to help clarify various problems such as high-temperauture cracking. However, several problems such as disturbances due to the intense emission from the welding arc, oxidation of measuring surface, and fluctuation of the surrounding atmosphere due to convection must be overcome. In this study, several preliminary experiments were carried out in order to examine the applicability of the laser speckle method to welding : 1) Effects of several measurement parameters on the accuracy of the strain measurement. 2) Measurement of dynamic strains on the rear surface in TIG welding of stainless and mild steel. It was found that a larger laser spot on the measuring surface gives better accuracy and stability in the measurement for the cost of spatial resolution. In the dynamic measurement, it was difficult to obtain reliable strain values when the strain rate was higher than 1×10^<-3>/sec. With strain rates below this value, reasonable agreements were obtained between the strain values measured by the laser speckle method and those by strain gauges. In the welding process, such a high strain rate occurs during the period right after the ignition of arc or when the arc is passing over the measuring point. It is concluded that it is necessary to speed up the sampling rate of the current speckle recording apparatus in order to widen the applicability of the method. Since some other noise factors such as out-of-plane displacement are also most vigorous during such periods, it will become necessary to take those factors into account too.
- 社団法人溶接学会の論文
- 1992-02-05
著者
-
黒田 聖治
(独)物質・材料研究機構
-
黒田 聖治
独立行政法人 物質・材料研究機構 材料研究所 溶射工学グループ
-
黒田 聖治
金属材料技術研究所 フロンティア構造材料研究センター
-
村松 由樹
金属材料技術研究所
-
村松 由樹
(独)物質・材料研究機構
関連論文
- 第22回ISO/TC107総会参加報告 : 2010年2月23日-26日(リスボン, ポルトガル)
- テラヘルツ波による耐熱コーティング材の非破壊評価に関する研究
- 203 厚板レーザ貫通溶接時のキーホール挙動に及ぼす裏面雰囲気の影響
- 分離式ガス浮遊炉を用いたイットリア安定化ジルコニア溶融液滴の扁平・凝固挙動のその場観察
- セラミック遮熱皮膜(TBC)溶射過程のモニタリング
- 海浜地域に33年間暴露されたZn, Zn-30wt%Al及びAl溶射皮膜の長期大気腐食挙動
- アルミナイズを施したNi基単結晶超合金の微細組織変化に及ぼす表面処理および結晶方位の影響
- 溶射データベース : 公的機関が構築および運営する中小製造業者のための溶射技術知識ネットワークシステム
- 電気めっきプロセスを用いたPt-Ir拡散コーティング材の耐酸化特性
- Warm Spray とHVOFにより成膜したWC/Co皮膜の高負荷すべり接触条件における損傷形態の比較
- ウォームスプレー法によるWC-Co皮膜の平滑性向上
- Warm Spray 法によって得られたWCサーメット皮膜の組織と機械的特性の向上
- ウォームスプレー法と高速フレーム溶射法におけるWC/Co飛行粒子と皮膜特性の相関性調査
- The Effect of Powder Size on Mechanical Properties of Warm-Sprayed WC-Co Coatings
- タングステンの効率的利用のためのウォームスプレー法によるWC-Co皮膜の開発
- ウォームスプレープロセスによるWC-Co皮膜の開発
- プラズマ溶射皮膜形成過程のその場観察 : 単一溶射粒子観察から集団的取扱いへの展開
- 100万コマ毎秒の高速ビデオカメラを用いたプラズマ溶射プロセスにおける単一溶射粒子衝突現象の可視化
- 固相粒子成膜ウォームスプレー法の現状と課題
- 積層コーティングによるフェイルセーフ機能付与に関する研究
- 改良密着試験による界面破壊靭性評価
- 耐環境性コーティング
- 固相粒子衝突を利用した新コーティングプロセス--ウォームスプレー法
- 高速フレーム溶射WC-Co皮膜の木材加工への応用
- Warm Spray (二段式HVOF)におけるチタン粉末の酸化挙動
- レーザーAE法を用いたプラズマ溶射コーティングの損傷条件の評価
- 改良型密着試験による界面破壊靭性評価法の提案
- AE法によるHVOF溶射プロセスにおける粒子衝突挙動の評価
- テラヘルツ波による耐熱コーティング材の非破壊評価
- 3412 HVOF溶射ステンレス皮膜における残留応力と界面破壊靭性値の評価(S16-3 皮膜の磨耗および残留応力特性(1),S16 コーティング材料の皮膜特性とその評価)
- ウォームスプレー法によるチタンコーティング
- ウォームスプレー法の基礎と高機能被膜創製への応用 (特集 コールドスプレー/キネティックスプレーの最新動向)
- ウォームスプレーによる金属・酸化物コンポジットコーティングの作製と評価
- ウォームスプレーにより熱的劣化を抑制した不浸透性ポリエチレンコーティングの作製
- 電気化学的重合法によるポリピロールの成長機構(E)
- セラミック溶射皮膜の断面組織観察による気孔率評価 : ISO規格制定のためのラウンドロビンテストから
- ITSC 2003参加報告 2003年5月5日-8日(オーランド、米国)
- Warm Spray によるナノサイズ酸化物コンポジットのコーティング作製とフルタイム光電気化学作用
- 2 レーザースペックル法による相変態途上のひずみ測定技術(高温環境下における材料評価技術)
- 2352 2段高速フレーム溶射ガンにおける燃焼ガスと窒素ガスの混合状態の理論解析(S46-5 圧縮性流れの基礎と応用(混相流),S46 圧縮性流れの基礎と応用)
- 高速フレーム溶射におけるガスと粒子と流れの数値シミュレーション(OS2-1噴流の特性と工業的応用(1))
- 高速フレーム溶射ガン内の超音速流れに関する基礎研究(S26-2 高速流れと衝撃波現象の基礎と応用その2,S26 高速流れと衝撃波現象の基礎と応用)
- 411 高速フレーム溶射ガンにおける超音速流れの解析
- 低変態温度材料と残留応力の生成についての考察 : レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用(第7報)
- 溶接施工途上の相変態の検出 : レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用(第6報)
- 421 ESPI システムによる溶接途上の相変態の検出
- 420 レーザースペックルひずみ測定法による実溶接施工でのひずみ測定
- 217 低変態温度材料と変態挙動の検出
- 460 変能挙動と溶接残留応力分布の関係の基礎的検討 : 低変態温度溶材を利用する溶接横造体化における施工条件の最適化(第1報)
- 防食溶射皮膜の現状と将来
- 溶射皮膜の成膜過程・構造・特性
- セラミック溶射皮膜の断面組織SEM写真による気孔率評価法(第2報)
- 日本溶射協会関東支部2008年度第3回講演会報告
- 厚膜コーティングによる耐熱性および耐食性の向上 (特集 機能性材料における表面処理技術の現状と展望)
- 溶射皮膜の密着性に関する研究(OS5-3 コーティング/基材の界面強度,OS5 コーティングプロセスとその皮膜特性評価)
- 2段高速フレーム溶射プロセスの一次元解析
- 新年のごあいさつ
- 年頭のごあいさつ
- 金属学会参加報告2003年10月11日-13日(札幌)
- 新年のごあいさつ
- 年頭のごあいさつ
- 防錆溶射技術に関する調査研究
- 溶射技術に関するJIS及びISO規格制定の動向
- 年頭のごあいさつ
- 日本溶射協会関東支部2007年度第1回講演会 : 2007年7月20日(つくば市)
- 新年のごあいさつ
- 414 ESPIシステムの溶接への適用(変形と応力(I))
- 溶接施工途上のひずみ測定 : レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用(第5報)
- 基材の局部加熱による溶射皮膜の剥離性の検討 : レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用(第4報)
- 504 アーク溶接途上のひずみ測定(第3報) : レーザースペックルひずみ測定法による各種鋼材の相変態の検出
- 503 アーク溶接途上のひずみ測定(第2報) : レーザースペックルひずみ測定法による結果に影響する因子の検討
- 257 アーク溶接途上のひずみ測定 : アーク側からの測定の試み
- 235 裏波ビード表面の高温ひずみのその場測定
- レーザースペックル法による溶接部の相変態途上のひずみ検出 : レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用(第3報)
- レーザースペックル法による溶接部のひずみのその場測定 : レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用(第2報)
- 238 レーザースペックル法による局部加熱近傍の動的ひずみ測定(第2報)
- 230 レーザースペックル法による局部加熱近傍の相変態の検出について
- 229 レーザースペックル法による局部加熱近傍の動的ひずみ測定
- レーザースペックルによるひずみ測定法の溶接への適用 : 基本的な評価とひずみ速度の影響の検討(平成3年度秋季全国大会論文発表講演討論記録)
- 650℃級USCボイラ用高強度9Cr系耐熱鋼の研究開発
- 1107 界面き裂を利用した溶射皮膜の密着強度評価法
- セラミック溶射皮膜の断面組織SEM写真による気孔率評価法 : ISO規格制定のためのラウンドロビンテストより
- セラミック溶射皮膜の断面組織SEM写真による気孔率評価法 (第3報)
- 溶射プロセス及び一次粒子径が高負荷すべり接触条件におけるWC-Co溶射皮膜の表面損傷に及ぼす影響
- ウォームスプレー金属皮膜の力学特性に与える窒素流量の影響
- 高速フレーム(HVOF)溶射の新しいトレンド(粒子積層プロセスの新しいトレンド)
- 超音速流を用いる2段高速フレーム溶射ガン内の圧力特性に関する理論解析(コールドフロー試験と実機試験による検証)
- コールドスプレーおよびウォームスプレーにおける固相粒子の付着メカニズムについて
- 私が感動したデータ
- ウォームスプレーWC-Co皮膜の力学的特性に与える熱処理の影響
- 熱遮蔽コーティング(TBC)における耐酸化ボンドコートのプロセス依存性
- 溶射サーメット(WC-Co)皮膜の組織と特性
- ウォームスプレー法による高損傷許容性WC-Co/メタル積層皮膜の開発
- 溶射サーメット(WC-Co)皮膜の組織と特性
- 413 レーザAE法による溶射プロセス中のセラミック皮膜の非接触損傷モニタリング(材料・加工・構造物の信頼性を支える評価・モニタリング技術(3),ものづくりにおける基礎研究と先端技術の融合)
- サポイン事業による高圧形ウォームスプレー技術の開発
- 画像処理によるセラミック溶射皮膜の気孔率に及ぼす研磨条件の影響
- プラズマ溶射中に発生するセラミック皮膜のき裂評価 : 有限要素法による弾塑性解析
- PIV法による高圧型ウォームスプレー溶射粒子特性の計測
- プラズマ溶射中に発生するセラミック皮膜のき裂評価 : レーザAE法による計測