人工飼料によるモンシロチョウ幼虫の飼育
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概要
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キャベツ葉乾燥粉末とクロレラ乾燥粉末(1 : 1)を主成分とする人工飼料(B)によって, モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)幼虫を飼育した.孵化後28時間めに実験に供した場合, 25℃ 16L∿8Dの光条件下で全幼虫期間は, 平均12.5日, 蛹体重は, 平均191.3mgであった.同一条件でのキャベツ葉飼育では, それぞれ平均12.2日, 188.9mgであった.幼虫期間, 蛹体重を, カゼイン, 蔗糖, 乾燥酵母粉末を主成分とする人工飼料(A)およびキャベツ生葉(C)による飼育の場合と比較したところ, 幼虫期はABCの順に長く, 蛹体重はABCの順に大きい傾向を示した.生育日数に雌雄による差はみられなかった.
- 日本昆虫学会の論文
- 1974-12-25