北海道の高山のネズミ類 : I.羊蹄山における野鼠の垂直分布
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概要
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In August of 1995, vertical distribution of field mice was surveyed in Mt. Yotei (Yezofuji), which is a konide type volcano situating in the south-western part of Hokkaido. The murid population was very low in our survey, so the present result may be inadequate to represent the real type of the vertical distribution of murids of this mountain. However, in spite of the absence of conifers. the distribution of the murid members did not differ from the general type of distribution which had already been mentioned by Ota ('54). Apodemus geisha occupied the upper broad leaved forest. In the lower forest Apodemus geisha, Apodemus ainu ainu and Clethrionomys rufocanus bedfordiae occurred together. But in the young larch plantation area that is situated at the mountain foot and is rich of undergrowth, Apodemus ainu ainu occurred against the supposition that C. r. bedfordiae usuarry associate with such condition. This is not exceptional, but sometimes is found when C. r. bedfordiae is rare or absent in such deforested land bordering forest. On the mountain top with alpine grasses and dwarf pines, nothing but a striped squirrel (Eutamias asiaticus lineatus) was obtained. However, in such environment we had expected the occurrence of Clethrionomys rutilus mikado.
- 社団法人日本動物学会の論文
- 1956-08-15
著者
-
芳賀 良一
北海道大学農学部動物学教室
-
太田 嘉四夫
北海道大学農学部動物学教室
-
高津 昭三
北海道大学農学部動物学教室
-
芳賀 良一
帯広畜産大学野生動物管理学研究室
-
高津 昭三
神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校
-
太田 嘉四夫
北海道大学農学部
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