1.3μm帯4波多重伝送装置の開発
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概要
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近年のお客さまサービスの高度化、業務の効率化、省力化の進展に伴い、電力保安通信ネットワークにおいても、高速大容量化が求められている。SDH伝送装置の導入も順次計画されているなど、今後光ファイバ心線使用数量の増加が予想される基幹系伝送路の構築にあたっては、回線信頼度の観点からOPGWの使用を前提とするが、初期に導入された心線数の少ないOPGW区間等においては心線不足が発生する可能性がある。 本研究では、今後の電力保安通信ネットワーク構築時における光ファイバ心線不足の解消を目的とし、4波の波長多重伝送 (WDM) 装置を開発した。なお、伝送する波長は、現状の光ファイバ資産の大部分を占める1.3μm帯零分散ファイバを用いて安定した伝送特性が得られる1.3μm帯を用いた。導入の対象網を限定しないためにすでに導入されている、あるいは今後導入予定の各種光送受信機との接続性を確保する必要があることから、PDH32M〜400M、SDH52M〜2.4Gbpsまで、ビットレート・インディペンデントな2R中継多重装置を開発した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
-
黒鳥 克哉
古河電気工業 光技術研究所開発部光伝送研究室
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久世 祐輔
東京電力株式会社
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須斎 京太
古河電気工業株式会社
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小菅 達哉
古河電気工業株式会社
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関谷 建作
古河電気工業株式会社
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綛谷 徳秀
古河電気工業株式会社
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黒鳥 克哉
古河電気工業株式会社
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綛谷 徳秀
古河電気工業
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関谷 建作
古河電気工業
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