V字型応答を示す「反強誘電性液晶」の挙動
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概要
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SmC_A^*相を示す反強誘電性液晶は、高速・広視野角ディスプレイを実現し得る材料として発見以来期待されている。これらの液晶材料が、高速応答・広視野角という特徴の他に、メモリー性を有し、また、しきい値を持つことを活かした、単純マトリックス駆動の液晶ディスプレイが既に開発されている。一方、近年、反強誘電性液晶の中に、しきい値及びヒステリシスがほとんどない、即ちV字型の電気光学応答を示すものが存在することが報告され、アクティブマトリックス駆動の液晶ディスプレイ実現の可能性が提唱されている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18