通信網ワイド分散処理プラットフォームにおける名前サービス
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概要
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将来の高度通信サービス実現のための通信網ワイド分散処理プラットフォームPLATINAの検討を行なっている.PLATINA では実行時に決まるオブジェクト識別子(以下OIDと略す)で受信オブジェクトを指定してメッセージ通信を行なう.OIDはシステム全体で一意な識別子で,受信オブジェクトがどのノードに存在しても同じインターフェースでメッセージ送信が可能であり,位置透過にオブジェクトへのメッセージ送信が可能となる.OIDはシステムが動的に付与するので,送信オブジェクトは実行時に受信オブジェクトのOIDを獲得する必要がある.その一つの方法は,名前サービスを利用する方式である.名前サービスとは,受信オブジェクトを示す名前情報とOIDの対応関係を管理するサービスであり,送信オブジェクトは名前情報をキーにして受信オブジェクトのOIDを獲得する.本稿では,通信網ワイド分散処理プラットフォームで利用される名前サービスの要求条件をまとめ,PLATINAにおける名前サービスの実現法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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