分散オブジェクト指向ネットワークアーキテクチャにおける呼処理の実現方法
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概要
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マルチメディア通信サービスを提供するための,分散呼処理モデルの検討を行なっている.呼処理は,ユーザ間の論理的な関係を制御する呼制御と,物理的なコネクションを制御するベアラ制御から構成される.将来の複雑なマルチメディア通信サービスではベアラ制御に関する接続遅延が増大することが予想されるため,これを削減する,あるいはコンピュータ間の通信の増加に伴い,接続遅延をできるだけ小さくすることが望まれる.本稿では,通信網全体のベアラ制御を水平に分散して行なうことにより接続遅延を削減する方式を提案する.すなわち,接続遅延の要因であるベアラ資源の捕捉処理を,各交換機ではなく複数の制御オブジェクトで並列に実行する各制御オブジェクトは排他的にベアラ資源を管理するので,動的な排他制御による遅延が不要となる.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1997-01-30
著者
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