交換機向け無瞬断化クロック源の試作
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概要
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高速・高品質な通信を実現する交換システムのクロック源は、高精度・高安定性を要求される。さらに、各システムは、信頼性を向上させるため、冗長に構成される。今回試作したクロック源には、(1)クロックの高速化による量子化誤差;70us、VCXOとDACの最適化により発振周波数精度;5×10(-10)を持つDPLLを開発し、(2)二重化システムのリファレンスクロックの切替時において、安定な出力クロックの供給を保証するRSP(Route Switching Program)を開発した。本クロック源は、定常動作時およびクロックの切替時にANSI勧告のWander特性を満足し、さらに、ディジタル化による調整箇所の削減汎用部品の使用による低価格化により、商用化に適した構成を実現している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05