共分散情報を用いた推定機構 : リモートセンシングへの適用
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概要
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本稿は、文献によるAtassiのモデルに基づく、推定アルゴリズムの妥当性を発展させ、2次元分布定数系の推定問題として、リモートセンシング画像処理に関する最適推定について論じている。特徴とする点として、2次元分布定数系における線形離散型Kalmanフィルタは、推定すべき2次元信号の状態空間モデルを不可欠とするが、本推定器は信号の共分散関数と白色ガウシャン雑音の分散および観測値の情報のみでよく、状態空間モデルを作成する煩雑さを除くことができる。また、信号をシーケンシャルに推定できるので計算容量も少なく計算機利用に適している。さらに、2次元Wiener-Hopf積分方程式を時間領域で解析し固有値・固有関数を用いて、最適インパルス応答関数を求めるているため、共分散情報を使用したフィルタの設計および、データベースの形成を容易に行うことができる。以上のことについてシミュレーションを行ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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