アールキューブプロジェクト
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概要
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アールキューブはネットワーク環境を利用したパーソナルなテレイグジスタンス社会をめざした研究開発構想とそのための基礎研究と位置づけられる。Real-time Remote Robotics(実時間遠隔制御ロボット技術)の頭文字をとってR^3と表記し, これをアールキューブと呼んでいる。情報のみが行き交う現在のネットワークを, 作業の伴うものとする試みともいえる。工業技術院の先導研究「フレンドリネットワークロボティックス」で代表される研究開発を通して, 新しいネットワーク社会の構想を世に問いながらそれを実現するための基礎的な研究が指向されることになる。参考文献に示されているようなアールキューブの実現イメージ図はつい最近まではいかにもSF的であると思われがちであったが, 本田技研工業により二足歩行ロボットが発表された現在, ある種の現実味を俄かにおびてきており, SF的と一笑に伏すわけにはいかない状況にきている。事実, テレイグジスタンスやバーチャルリアリティ(VR)を始めとして必要なテクノロジーの原形は, 良く見れば今でもすぐそこにあるのである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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