ソフトウェア化学反応と調整の一検討
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概要
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化学反応的かつ自律適応的なソフトウェア構築方法の確立を狙いとして, 反応, 自律, 適応, 協調, 自己組織化などの機能を具えた「ソフトウェア化学反応」の研究を行っている. この枠組みを MIRAGE と呼ぶ. 文献では, MIRAGE の概念とアプローチ, および形式記述と反応の方法について述べ, 事例を用いて提案手法の有効性を示している. 特に, 形式記述と反応の方法に着目して, ひとつの状態遷移構造を三つに分割し, 規則記述し, それらを反応させる手法を提案している. 提案手法は, きめ細かい協調的な状態遷移構造を生成できる利点がある. 本来, 「化学反応」というのは化学結合ができたりきれたりする現象であるが, 本研究では, 「化学反応」という用語はあくまでも隠喩(メタファ)として用いており, 情報や状態およびそれらの構造が結合したりきれたりする現象をいう. 文献では, 上記の反応と調整を組み合わせたサービス設計支援の方法を提案している. 本稿では, 反応と調整における, 概念とアプローチおよび事例の概要について述べる.
- 1997-08-13
著者
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