回線開廃工事のスケジューリングについての検討
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概要
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通信網と、さまざまな要因で変動する通信需要との整合を図るため、定期的に設備数の更新が行われる(これを網設計と呼ぶ)。公衆通信網の設計では、四半期程度の周期で交換機間の回線数の増減が行われる。このために実施される一連の作業の組合せを、回線開廃工事と呼ぶ。この回線開廃工事は、開廃の対象となる回線群の発着信交換機あるいは途中通過する伝送設備におけるデータ設定や開通試験、といった、複数の事業所・業務担当にまたがる作業の組合せであり、これら作業の開始/終了のタイミングには前後関係が存在する。しかも複数の回線開廃工事が復数の対地で同時に実施される可能性がある。したがって、各作業で使う装置・所要時間・時間的前後関係を入力として各作業を実施する日程を求めるスケジューリング問題を扱う手法の確立が重要である。これにより、スケジュール完成までの嫁働の削減、スケジュール変更時の柔軟な対処等が可能となる。本稿では、回線開廃工事のスケジューリングのためのアルゴリズムを提案し、その一評価結果を報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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