Advanced INサービス制御下のBCSMが複数存在する場合のサービス並存条件の考察

概要

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筆者らは、これまでにAdvanced INサービスにおけるシステム動作に着目したサービスの競合制御方式について整理を行ない、そこでのサービス並存処理(サービスを積極的に並存させるためのメカニズム)についての具体的な提案を行なってきた。これまでの検討ではSCF-SSF間に複数の制御相互関係が存在する状態においてもサービスの並存が可能になる条件が存在することを明らかにしている。しかし、文献では、サービスが並存可能になる条件(これをサービス並存条件と呼ぶ)を検討する際の前提として、検討の簡単化のためにサービスから制御されるBCSM(これを被制御BCSMと呼ぶ)が呼の中で一つのみ存在し、その一つの被制御BCSMが並存するサービスから共有される形態を採っていた。従って、同一の呼に対して被制御BCSMが複数存在する場合のサービス並存条件についての考察を行なっていない。本論文では、同一の呼に被制御BCSMが複数存在する場合のサービスの並存について、その並存形態を分類し、それぞれの分類に応じたサービス並存条件の考え方について考察する。
1994-09-26