980,1020nm帯光アイソレータ用高格子定数LPE膜
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概要
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近年、ファイバ型光増幅器の開発が活発に行われている.その実用化のためには励起光用光アイソレータ、つまり980nm帯(1550nm帯励起)、1020nm帯(1310nm帯励起)用光アイソレータが求められる。しかし、ファラデー素子に鉄ガーネットを用いた場合は、主成分のFe^<3+>の^6A_1→^4T_1遷移による吸収が900nm付近にピークを持ち1000nm前後まで広がりを示すため、吸収が問題である。ところで、この吸収ピークは結晶の格子定数を大きくすると短波長側にシフトすることが知られている。そこで、前回我々はGd_3Sc_2Ga_3O_<12>(GSGG,a=12.561Å)を基板に用いてLPE法によりGdLaBiIGを育成し、ピークシフトの確認及び良好な光学特性を得た。今回、さらに格子定数の大きな基板結晶を引上げ法により育成し、LPE法で結晶(LPE膜)を育成し良好な光学特注を得たので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
-
佐々木 勇
富士電気化学(株)
-
佐々木 勇
富士電気化学株式会社
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佐々木 勇
富士電気化学
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河合 博貴
FDK株式会社
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河合 博貴
富士電気化学
-
梅澤 浩光
富士電気化学
-
陸川 弘
富士電気化学株式会社
-
梅澤 浩光
富士通電気化学
-
藤井 信三
富士電気化学株式会社
-
陸川 弘
富士電気化学
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