ATM伝送装置における性能情報収集システムのプロトタイプ作成と評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ATM伝送装置での性能情報収集システムのプロトタイプを作成したので、ここに報告する。ATM伝送装置は装置管理部(以下SEMF)と主信号装置(以下NEF)から成り立っている。SEMFとNEFの間で行われている通信は主にSEMFからNEFへの制御とNEFからSEMFへの通知である。現在NEF内部では性能情報を集計して保持している。性能情報とは、VP毎のトラヒックや、下位レイヤの品質情報等を15分毎に集計したものである。この性能情報はSEMFとNEFの間でやり取りされる他の制御/通知情報と異なり次の3つの特徴を持つ。(1)一時の通知量が大きい(2)揮発的である。 以前の情報は失われてしまう(3)SEMF以上で長期間の確実な保持が必要である。現在、SEMFに性能情報を受ける機能が具備されていなかったため、今回この性能情報収集システムをプロトタイプ的にWS上で作成/評価し、さらに本機能を装置管理部に実装するための必要事項をまとめた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
関連論文
- プログラム移植性向上手法の検討
- 再利用を向上させるCプログラミング技法の提案
- ATM伝送装置における性能情報収集システムのプロトタイプ作成と評価
- 伝送装置機能拡張におけるサービス中断時間極小化について
- 伝送装置における遠隔ファイル入れ換え方式の検討