無線LANの課題と技術
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概要
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無線LANの発展に伴い、携帯電話やPHS等の音声伝送を主目的とした無線通信システムの利用が急速に拡大しつつある。その一方で、高速伝送を行うLANにおいても、無線化に対する要求がますます強くなってきている。無線LANのニーズの高まりの理由は、組織にとっては、半年から1年に一回程度のオフィスレイアウト変更に伴うネットワークの敷設変更にかかる費用の削減という、経済的理由があげられようし、LANの利用者にとっては"ヒモ"による思考・行動エリアの束縛から逃れたいという心理的理由があげられよう。無線LANは、いわゆる電波を用いたものと、光を用いたものが製品化、ならびに標準化されているが、本稿では、電磁波を用いた無線LANに限定して、伝送技術、メディア・アクセス・プロトコル、ならびにシステム構成等に焦点を当て、その技術的課題やそこに用いられる技術等を標準化方式、特にIEEE802.11での方式をベースに紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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