マイクロ波帯における高速移動通信技術の研究計画

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概要

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最近の携帯電話やPHS等の爆発的な普及により、移動通信に割り当てられた周波数が将来には逼迫してくる。また、動画像や高速データ等も含めたサービス需要が出てきて、移動通信にもやがて本格的なマルチメディアの時代が訪れるであろう。高度なサービスを提供するには高速・広帯域の通信が必須であり、現在の割り当て周波数ではスペクトルが不足する。そのため、狭帯域化・高能率化の研究と平行して新たな周波数帯でのシステムの検討も必要である。2GHz帯において2Mbps程度までの伝送速度を目標とした第3世代の移動通信であるlMT-2000/FPLMTSの標準化が進められているが、さらなる高速化を目指した第4世代としては、3GHz以上のマイクロ波帯の使用が考えられる。郵政省通信総合研究所(CRL)では、第4世代の移動通信システムを想定し、マイクロ波帯での高速移動通信の要素技術の研究開発を始めたので、その研究計画及び研究状況を紹介する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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