アンテナ相互干渉行列によるステアリングベクトルの変換

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概要

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MUSICアルゴリズムで方位推定を行う場合、アンテナ相互干渉行列から求めたステアリングベクトルで、方位推定を行う方法が、有効であることを以前報告した。この報告で、ステアリングベクトルは、実測により求めなければならないことも併せて述べた。実測は、発射源を近くして測定するので、アレーアンテナに受信される信号は、球面波となり、遠方より到来する平面波とで位相差が発生する。しかし、アンテナ半径を受信周波数の波長に比べて小さく設定すれば、その差は小さく無視できる。本報告では、前記位相差が無視できないアレーアンテナの場合に、近距離測定データを、良好な方位推定を行うステアリングベクトルに変換する方法について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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