正弦波を用いた補間法によるD/A変換
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概要
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多くのディジタル信号処理の応用分野においては、ディジタル処理の後、アナログ信号を再構成しなければならない(D/A変換という)。特にCD-ROMなどのマルチメディアが広範囲に使われている今日、D/A変換の精度と速度がいっそう高く要求されている。最も一般的なD/A変換の方法は、まず、最初に入力されたディジタル信号のサンプルポイントから、その値を次のサンプルポイントが入力されるまでに保持していて、このような操作を次々に繰り返してすると、ディジタル信号に応じる階段波形が得られる。その後に、低域通過フィルタを用いて階段波形を滑らかにすることによって、アナログ信号が再構成できる。このような方法を補間(interpolation)という概念から見ると、階段波形は2つのサンプルポイントの間に直線で補間をしたものと考えられる。論文[1]では、2つのサンプルポイントの間に正弦波形で補間をする方法がていあんされた。その方法では入力されるディジタル信号が2つの情報(1.従来通りの「値」、2.微分係数)を持たなければならない。その微分係数は元のアナログ信号を量子化するときに生成し、ディジタル信号に持たせる。本報告は、従来のディジタル信号を使って、2つのサンプルポイントの間に正弦波で補間をすることによるD/A変換方法を検討する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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