浮遊帯域法による人工猫目石 (MgTiO_3固溶体単結晶) の育成
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概要
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チタン酸マグネシウム固溶体 (MgTi_<1+x>O_<3+2x>) の単結晶が焼鈍によって光彩を放つことを見出し、これが新しい人工猫目石として利用できることを明らかにした。単結晶の育成にはハロゲン式赤外線集中炉を用いる浮遊帯域溶媒移動法を用いた。直径8mm、長さ100mm程度の結晶が育成できたが、これらは[101^^-0]-軸方向に成長する傾向があり、この軸が容易成長軸であると思われる。育成されたままの結晶は暗褐色であるが、1300℃で24時間、酸素中で焼鈍することにより無色透明となり、(0001) 面にそって、強い光彩が現れることが判った。
- 宝石学会(日本)の論文
- 1980-06-15
著者
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