フォールトトレラントシステム用誤り自動検出/自動訂正マイクロプロセッサG100FTS
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フォールトトレラント動作を全てハードウェアで行うフォールトトレラントシステム用マイクロプロセッサG100FTS(GMICRO, 100 for Fault-Tolerant System)を試作した.本プロセッサはコアプロセッサとフォールトトレラント動作サポートモジュールから構成される.コアプロセッサはトロン仕様に基づく汎用32ビットマイクロプロセッサGMICRO/100である.フォールトトレラント動作サポートモジュールは,誤り検出,一過性故障回復を図るロールバック,故障プロセッサ検出のための自己診断,故障側プロセッサを切放し正常側プロセッサでのシステム再構築という4つの機能をもつ.本プロセッサはGMICRO/100とペアで同期動作し,本プロセッサを用いたフォールトトレラントシステムは部品点数が非常に少なく,またフォールトトレラントのための特別なプログラムを一切必要としない.チップは約805Kトランジスタで構成され,チップサイズは13mm×14mmである.プロセスには1.0μmデザインルール・2層アルミ配線・CMOSを採用した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-16
著者
-
是松 次郎
三菱電機システムSLI開発研究所
-
日向 純一
三菱電機システムlsi開発研究所
-
北村 文秀
三菱電機システムlsi開発研究所
-
寺山 文彦
三菱電機システムLSI開発研究所
-
米山 民子
三菱電機エンジニアリングLSI設計センター