動的永続性へのアプローチ (高度データベース論文特集)
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概要
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従来の永続プログラミング言語では, 共用永続データは静的なデータに限られており, プログラムや計算の機能等を永続データとして共用することは困難である. この困難の主な原因は, 従来の永続プログラミングのモデルが, プログラムが表示 (denote) する値を永続性の単位とすることによって構成されていることに起因する. 本論文では,「プログラムの文脈」を永続性の単位とみなすことで, 従来のデータに関する永続性の概念が, プログラムを含むより広範な構造に一般化可能であることを示し, この拡張された永続性の概念を用いることにより, 近年急速に普及しつつあるインターネットを介したデータの共有をも含めた広範囲の分散共有資源を系統的に扱うプログラミング言語が実現可能であることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-01-25
著者
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