高速アウトラインフォント展開プロセッサのアーキテクチャ
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概要
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アウトラインフォントを高速展開するオールインワンタイプのLSI,アウトラインフォントプロセッサ(Outline Font Processor)を開発した.本LSIのアーキテクチャおよび高速化手法について述べる.アウトラインフォントをドット形式のデータに変換する文字展開処理をアフィン変換,3次Bezier曲線補間,ライン発生,塗潰し・転送の四つの機能に分割し,それぞれの機能を独立したハードウェアブロックで実現してLSIを構成した.各ブロック間を展開処理順にFIFOまたは2面のドットメモりでつなぐことによりパイプライン処理を可能とし,更に,処理速度の遅いライン発生ブロックを漢字の特性を生かした2段パイプライン化することにより,文字展開速度4,500文字/秒の性能を得た.以上の構成をもつLSIを,CMOS1.0μプロセスを用い,10.12mm×9.97mmで実現できた.
- 1994-07-25
著者
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長谷川 和子
(株)日立製作所マイクロエレクトロニクス機器開発研究所
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林 繁夫
(株)日立製作所半導体事業部
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脇坂 新路
(株)日立製作所半導体事業部
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和田 弘士
(株)日立製作所情報・通信開発本部
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田中 紀夫
(株)日立製作所マイクロエレクトロニクス機器開発研究所